【DATA】
- 所在地:東京都千代田区神田駿河台
- 設計:吉阪隆正+U研究室
- 施工:戸田建設
- 竣工:1960〜1980年
神田駿河台の崖地に建つ外国語学校の校舎です。見るものに強い印象を与える紫を基調とした色彩は、吉阪氏がアルゼンチンで見たアンデスの夕日の色が発想の源となったものです。外部仕上げとしてコンクリート打放しの素地仕上げが主流であった当時、コンクリートにペイントを塗る行為とこの色彩は衝撃的な事件だったようです。
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神田駿河台の崖地に建つ外国語学校の校舎です。見るものに強い印象を与える紫を基調とした色彩は、吉阪氏がアルゼンチンで見たアンデスの夕日の色が発想の源となったものです。外部仕上げとしてコンクリート打放しの素地仕上げが主流であった当時、コンクリートにペイントを塗る行為とこの色彩は衝撃的な事件だったようです。
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日本の近代を代表する建築家 前川國男の代表作、皇居のすぐ傍に建つ高層のオフィスビルです。 2つの矩形平面を組み合わせたセンターコア型の事務所空間を赤茶色の深い格子で包みこんだ外観は端正な表情を見せており、竣工から30年経った現在でも、その存在感は衰えていません。
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今でも開拓時代の建物・史跡が多く残る北三条通、サッポロファクトリーの通りを挟んだ反対側に、醤油醸造店として建てられたレンガ造の建物があり、現在は喫茶店として利用されています。
外部から見てもリニューアルした様子はほとんど分かりませんが、既存建物のアーチ状の開口部に入子状に組み込んだエントランス廻りは、ロゴの入った白い板張りの壁が印象的なシンプルでモダンなデザインとなっています。
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静かな自然環境の中に教員と学生の交流の場を提供することを目的として、多摩丘陵に設立された研修施設です。 宿泊施設、研修施設、管理施設、食堂などの10以上の施設が、造成をできるだけ行わずに丘陵地の地形を生かしながら分散配置され、自然環境と一体となった空間を作り出しています。 20年以上(8期)をかけて建設されてきた施設群には、一つとして同じ形が無いのにもかかわらず、不思議な統一感が生み出されています。
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同潤会が設計した最後の集合住宅は、JR飯田橋駅の北側、首都高5号線の高架のそばにありました。総住戸数260戸という大規模のもので、竣工当時、多彩な共用施設やエレベーター、電話、スチームなどの近代的な設備が備えられ、非常にモダンな雰囲気を持っていたことから、「東洋一のアパートメント」と称されたと言います。
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表参道に面して建つちょっとボテッとした不思議なプロポーション。イタリアの有名ブランド プラダのブティックです。
一見して目を引くのは、建物全面を覆うスチールでできた菱形のグリッドとそのグリッドに嵌め込まれた凹凸平3種のガラス。ストイックなまでに限定されたエレメントでつくられた、モノコックで不規則な形態のオブジェクは、地面に「建っている」というより無造作に「置かれている」といった様相で、建物というよりも、あたかも巨大な彫刻作品を見てるかのようです。
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第二次大戦後にフランスから返還された「松方コレクション」を収蔵するために計画された美術館で、日本で唯一のル・コルビュジエの作品です。
コルビュジエは世界美術館計画案(1929年)やパリ現代美術館計画案(1931)において「四角の渦巻き型に発展する美術館」を繰り返し提案してきましたがしばらく実現することがなく、結局、インドのアーメダバード美術館、同じくインドのチャンディガールの文化センター、そしてこの上野の美術館の3作品だけで実現されました。