カサ・デル・ファッショ。
日本語にすると「ファシストの家」という意味である。ファシスト党の事務所として建設された建物で、現在は国境警備隊の本部として使われており、 “パラッツォ・テッラーニ(Palazzo Terragni)”とも呼ばれているようである。
“パラッツォ・テッラーニ”という呼び名に初めはピンと来なかった。たしかに、中庭を持つ一辺33.2mの正方形の中庭を持つ平面はパラッツォと同様の平面形式で中庭を囲むように諸室が配置されている。
サンテリア幼稚園とはちがって4階建てでそこそこのボリュームはあるし、言われればまぁ確かにパラッツォと言えなくもない。
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【DATA】
- 所在地:東京都中央区築地
- 設計:東京市
- 施工:錢高組
- 竣工:1933年
築地市場のことを魚河岸と呼びますが、これは関東大震災前まで魚市場が日本橋の川岸に開かれていたことに由来しています。被災後は日本橋が東京の中心地として繁栄したため移転を余儀なくされ、芝浦への一時移転を経て、 1935年(昭和10年)、海軍兵学校跡地に築地市場として開設されました。
建築に注目して築地市場をご紹介することに驚く方もいるかもしれません。しかし、この世界最大の水産物卸売市場は、建設当初は最先端の建築技術を駆使した建物だったのです。
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【DATA】
- 所在地:東京都文京区大塚
- 設計:同潤会建築部営繕課
- 施工:大阪橋本組
- 竣工:1930年
取り壊しが進み数少なくなっている同潤会アパートの一つで、職業婦人の居住の安定を目的とした、国内でも数少ない公共による女子専用アパートとして貴重なものです。戦前から戦後にかけて同潤会の解散等の状況の変化に伴い、同潤会アパートは居住者に払い下げられましたが、この大塚アパートだけは土地建物とも東京都に払い下げられて都営住宅として運営されていました。
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