三信ビル保存プロジェクトにご賛同くださった皆様へ

 これまで当プロジェクトにさまざまな形でご関心をお寄せくださった皆様に、まず感謝とお礼を申し上げます。すでに皆様もご存知の通り、平成19年3月30日を以って三信ビルは閉館となりました。先月末から当HPのコメントで議論が白熱し、なかなかお答えすることもないままに三信ビルの閉館を迎えてしまいましたが、この場を借りて、頂いているご意見に対するお返事と当プロジェクトの運営についてお知らせいたします。


 まず、ご署名の取扱いについて、当サイトの署名用紙に明記しましたとおり、お送り頂いたご署名は代表の手元に一括してお預かりしております。ご署名は一定の数に達するごと、行政と所有者にお届けして参りましたが、これまでいただいた署名をすべて一括して、改めてお届けする予定にしております。その後、立会人のもと破棄いたします。現在、署名を集めていらっしゃる方は、今週中に西田書店へお届けいただければ併せてお届けいたします。また、WEB署名は提出前日までの運用とさせて頂きますのでご了承下さい。
 次に、解体の知らせが出ているにもかかわらず署名を集め続けたことに対しての質問がありました。これについては、三信ビルがその姿を残している間は行政に対するアクションを続けるという方針のもと、ご賛同いただける方々にお声かけしてきました。また、所有者の三井不動産にではなく、東京都や千代田区に対して働きかけるべきではないかとの疑問もいただきましたが、行政に三信ビルの保存を検討してもらうためには、多くの方々が三信ビルに残って欲しいと思っていることを伝える必要があり、当プロジェクトの提案を後押ししていただきたいという考えのもと、皆様に署名でのご協力をお願いしてきました。
 また、当プロジェクトの非現実性に対するコメントをいただいていましたが、本プロジェクトの提案は、実務で建築設計と都市開発を手がける発起人とメンバーが、まちづくりという視点も合わせて、現行の制度における実現性のある計画案を作成しており、提案レベルとしては十分妥当性のある計画であることを改めてお伝えしておきます。
 三信ビルの保存を要望する当サイトも、足掛け2年の運営となりました。これまで多くの方からいただいた励ましや、お聞かせいただいた三信ビルに対する思いの強さには、とても助けられました。建築というものが決して単なる物体ではなく、空間として人々を包み込み、そしてさまざまな記憶の中に残り続けるということを、皆様のコメントから教えていただいたようにも思います。本当にありがとうございました。なお、当プロジェクトのHPは構成を見直した後、三信ビルのアーカイブとして残していく予定にしております。
 最後に、当サイトにコメントを残さないまでも、ご関心を持ってくださった多くの方々、そして署名を送ってくださった皆様に心からの御礼申し上げます。
三信ビル保存プロジェクト
代 表 鈴木貴宇
発起人 浦川和也